性交通や膣のかゆみ   -更年期障害になる前に-

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性交通や膣のかゆみ


 更年期になって女性ホルモンであるエストロゲンが減少すると、膣内の菌のバランスや、粘膜にも影響が出始めます。これはエストロゲンに粘膜の成熟を促したり、正常な細菌を維持したりする役割があるからです。特に閉経によりエストロゲンの減少が著しくなると、膣粘膜が萎縮して弾力性を失い、刺激に対して弱くなってしまうことがあります。また、膣内の細菌のバランスも崩れるために細菌の感染を受けやすくもなったりします。こうしたことが原因となり下着のこすれでかゆみを感じたり、性交時の刺激で出血するといった症状がでることがあります。四十歳を超えると性交痛を感じ始める人も増え、六十歳代では九割の人が感じるともいいます。更年期の身体の変調や、精神的なストレスなどで性欲が減退してうこともあり、夫婦関係がうまくいかなくなる方もいます。性の悩みは相談しにくいものですが、我慢しているよりも婦人科医などの専門医に相談して適切な指導をうけるのも大切です。
 更年期以降になると、膣の乾燥やかゆみも自然の生理現象として起こってきます。もめん類などの刺激の少ない下着をつけたり、婦人科での治療を受けるのもよいでしょう。また、細菌への抵抗力なども年齢に伴い低下しているので感染症への注意も必要です。陰部のほてりがあったり、かゆみがひどく続く。またはおりものの量や色に変化があるときには、炎症を起こしている可能性があります。感染してしまった場合は自分だけでなく、うつしあわないようにパートナーの治療もいっしょにする必要性があるので気をつけて下さい。

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