からだの調整と自律神経   -更年期障害を治すために-

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からだの調整と自律神経


 視床下部は大脳辺縁系で起きた感情を受けて、自律神経に指令を出します。その中には驚きに対する心臓の高鳴りや悲しい時に涙が出たりといった精神的なものも含まれます。ゆううつなどの気持ちの時には、交感神経や副交感神経の働きも低くなるので代謝などが動きにくくなるために食欲や性欲、睡眠などにも支障をきたすといったことになります。逆にリラックスした気持ちになっていると、副交感神経が働き身体を休めます。自律神経は心と身体の橋渡しをしていると言えます。
 例えば外部の気温変化を感じて、自律神経が身体の体温を調整するので快適に過ごすことができます。視床下部から出された指令によって、交感神経と副交感神経の自律神経はバランスをとって身体を維持しているのです。また、視床下部にはホルモンを分泌する脳下垂体があるので、その量の増減をコントロールしています。だから自律神経はホルモンとも関わりが深くなっています。ホルモン分泌は視床下部でコントロールされますが、その逆の影響も受けることがあります。自律神経失調症が女性に多く現れるのは、毎月の排卵や出産、閉経などの性周期がホルモンの働きと深く関わっているからなのです。
 また、自律神経には免疫の調整する作用もあります。体内に侵入したウィルスや細菌などへの抵抗力を高めたり、発熱による熱を下げるための汗をかいたりといった仕事は交感神経の仕事なのです。こうした病気を防いだり、治したりするのも自律神経の仕事の一つになっています。

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