交感神経と副交感神経の関係
交感神経と副交感神経は身体の各器官をコントロールしていて、状況に応じてどちらかが作用しています。いわば私たちの健康は交感神経と副交感神経という反対する働きの神経のバランスの上に成り立っているともいえるでしょう。
運動時に交感神経は血圧や心臓の動きを高めますが、いつまでも活発なままでは身体の負担が大きくなります。そのため、今度は副交感神経が作用して早まった動悸などを抑える働きをするのです。二つの神経の働きを説明すると、身体にあるエネルギーを消費して緊張・活動型にするのが交感神経、エネルギーを保存、蓄積して身体を休めて休息・体力回復型にするのが副交感神経といえます。これらの神経によって、身体の内部環境や外部の刺激からに適応しているのです。
自律神経は生活習慣や感情による刺激のほか、ホルモンの分泌とも深い関係があります。急激な変化が自律神経にあると、交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、身体に変調をきたすことにもなります。二つの神経がうまく切り替わらなくなるため、身体が休まらずに、体温調節ができなくなってほてりや冷えを生み出すのです。更年期の女性がこうした症状になりやすいのは、自律神経の影響が大きいといわれています。